毎週、持ち回りで更新されている当ブログですが、編集長がネタを考えてくれずに丸投げしてきたので、お盆期間中、ブログネタに悩み、スッキリとしない夏休みを過ごす羽目になりました。w
入稿期限厳守の当ブログの締め切りが守れなくて肩身の狭い夏休み明けの僕が、週末、花火大会に出かけたところ、「花火の撮影が上手く撮影できん!!」という感じで撮影し続けている人たちを、花火会場で多く見つけたので、これをネタにすることにしましょう。
もちろん、一眼レフカメラを持っていくのが一番なのですが、人混みの中、荷物を増やしたくない人も多いでしょう。
iPhoneでの撮影方法は、簡単です。
これだけです。
では、解説を。
「暗い場所では、FLASHを!」と考えがちですが、所詮、iPhoneについてるカメラは、セルフィ程度にしか使えません。
花火の撮影の場合は、花火の光と、周りの暗さのコントラストが重要なので、FLASHはオジャマです。
『自動』になっている場合は、左下のフラッシュマークをタップして、『OFF』にします。
(縦撮りの場合は、左上になります。)
HDRとは、『High Dynamic Range imaging(ハイダイナミックレンジ合成)』の略で、シャッターを切ったときに、露出が異なる3枚の写真を撮影し、それを合成することで、白とび(明るいところが真っ白にとぶ)や、黒つぶれ(露出不足で暗いところが黒につぶれる)してしまった写真を合成するという素敵な技術・技法なので、とっても便利です。
普段、なにも考えずに撮影しても、この技術のお陰で、それなりの写真が撮影出来ちゃったりします。
が、しかし、花火のような瞬間を撮影しなくてはならない場合、HDRがONになっていると、シャッターボタンを押してから、実際に撮影するまでのタイムラグが発生します。さらに、保存時間も長くなるので、シャッターチャンスが減ってしまいます。
なので、HDRをOFFっておけば、比較的反応は早くなりますので、花火が上がった瞬間や、一番開ききった瞬間を撮影するにはウッテツケです。
(もしくは、シャッターボタン長押しでバーストモードを発動し、連続撮影するという方法もあるのですが、ちょっと味気ないので、スルーします。w)
上記の二つも大事ですが、この手順が一番重要で、なにげにあまり知ってる人が少ないようです。
・AE は Automatic Exposure(自動露出)でカメラの明るさを自動的に調整する機能
・AF は Auto Focus(オートフォーカス)でピントを自動的に調整する機能
この二つの技術が、プロにしか使えなかったカメラを一般人が使えるようになった、最大の技術といっても過言はないと思いますし、これがあるので、だれでも簡単に、それなりの写真が撮れるようになってきました。
日常の撮影ではとっても便利なこの機能ですが、花火には、もっとも向いてない機能です。
というのも、花火は、地上から打ち上げられ、花火が開花(?)するときに、光量がバラつきまくり、AEは混乱します。さらに、AFは対象物との焦点距離を探り始めるので、シャッターが降りなかったり、降りたとしても、ピンぼけ気味の写真しかとれません。
なので、光が最大に光っている時に、フォーカスと露出を合わせておいて、それをロックしておいて、次に花火が上がるのを待ちます。
やり方は簡単! カメラを構えて、一番明るいところを長押しするだけです。
すると、上の画像のように、画面中央上部に「AE/AFロック」 の表示が出ます。 その後、カメラを構えてみて、良さ気なところで、ロックされているようでしたら、そのまま撮影を。 あまりうまく行かなければ、何度かやってみてください。
花火大会で上がる花火は、種類によって、花火の大きさも、花火の発する光量も違いますし、カメラと花火との距離もマチマチですので、 何度か根気よく、イケてるロック位置を探してみてください。 (花火があがっていないときに、画面が真っ暗ぐらいになるのが目安です。)
さてさて、そんな手法で撮影した写真がコチラ!
("そんなにキレイでも無いじゃん!"とかの苦情は受け付けません。w)
こんなTIPSを書いてみましたが、花火大会では、隣にいたカップルは、花火中、ずーーーっと上手く撮影出来てなくて、上手く撮れるまで、イチャイチャしっぱなしだったので、もしかしたら、上手く撮影できないほうが、カップルには良いのかもしれません。。。