どもっ! LIVEプロダクション事業部の爆裂社員ことSTMです。
早いもので4回目のブログ執筆となります。
早速ですが、今回はテクニカルスタッフよりも制作スタッフが触れたり、オペをすることが多い機材についてご紹介いたします!
まず1つ目は「PerfectCue」です!
「PerfectCue」はいわゆるワイヤレスクリッカーなのですが、通常のクリッカーは1台のPCに対して使用することがほとんどですよね?
ところが、この「PerfectCue」はなんと2台のPCの操作が可能なのです。
2台のPCに使用する、つまり、1台のPCと連動してもう1台のPCが操作できることで、講演やプレゼンがよりスマートでかっこよくなるんです!
具体的に何がどう良くなるか、あまりイメージがつかない方もいるかと思うのでご説明いたします。
まず、同じスライド資料を(1)と(2)の2台のPCに仕込み、
の状態にします。
そして、
とした際に、スライドのページを送るタイミングとリンクして発表者ツールも送られるため、講演者は手元にPCや紙原稿がなくても、返しモニターに表示される発表者ツールの原稿を読みながらの講演が可能となります。
そのため、クリッカーを持つだけで、テーブル上にモノを広げることなく、立ちながらのプレゼンテーションも容易にできるようになります。
会場や使用場所にもよりますが、本体との距離が80mほど離れても動作するので、PC2台同時使用ではない場合でも、一般的なワイヤレスクリッカーでは届かない際に使用しています。
ちなみに、この「PerfectCue」はMDの現場でもかなり使用頻度が高いです!!
続いて、「Dragon Clicker」です!
名前からしてなんかかっこいいですよね。写真の左上にちゃんとドラゴンのアイコンもありますよ。(笑)
こちらも同じくクリッカーなのですが、「PerfectCue」の2台同時接続を超えて、4台のPCでの同時接続が可能です。
使用用途としては、
といったように、同時にリンクして送りたいスライドPCが3台以上ある場合が多いです。
単純に「Windows PC、MacBookなど接続するPCの数が多い」「クリッカーが複数台欲しい」ときに使用するケースもありますが、「PerfectCue」と同じくプレゼンテーションの質を向上させるには持ってこいです!
またしてもクリッカーです。「Spotlight Presentation Remote」です! クリッカーだけでも本当にたくさんあるんです!
こちらはLogicoolから発売されているクリッカーで、注目すべきポイントはやはり「ポインター機能」でしょうか!
「Logicool Presentation」のソフトウェアをPCにダウンロードするだけで、写真のようなポインター機能が使用できます。
光のレーザーのように物理的なポインターなどでは、スクリーンには映りますが、配信などの映像コンテンツだと、どの部分を強調したいのか、視聴者にはあまり伝わりません。
PowerPointのポインター機能を使用して、PCでカーソルを動かしながらのやり方もありますが、どうしても講演者の目の前にPCを置く必要があります。
それでも
「ポインターを配信にも映したい!」
「手元はあまりごちゃごちゃさせたくない or 立ちながら講演したい!」
といったニーズに答えるのがこのクリッカーというわけですね!
また、「Spotlight Presentation Remote」にはバイブレーション機能も備わっており、サイレントタイマー通知で講演者に経過時間をお知らせしたりなんかもできる優れものです。
クリッカーの紹介は終わりまして、4つ目は「計時回線」です。
そもそも計時回線とはなんぞや?という方もいるかと思いますが、講演者に講演の残り時間を表示するタイマー的なものです。
カウントダウン、カウントアップの表示ができるので、実時間の時計を置くよりも、残り時間や尺の調整がより詳細でわかりやすいです。
こちらは親機(タイム設定側)と子機(タイム表示側)があり、それぞれをLANケーブルで接続するだけですので、機材的にはとってもシンプルです。
進行全体のタイムマネジメントにも関わってくるため、親機の操作は制作スタッフで行うことが多いです。
特に生配信の番組やセミナーだと、どうしても時間がシビアなタイミングもあるので、講演者にとっても、スタッフにとっても、計時回線はお助けアイテムかもしれません!
最後にご紹介するのは、テレプロンプターです。
一般的なプロンプターはSKRさんのブログでもご紹介してますので、ぜひご参考ください!
テレプロンプターは、カメラの三脚に取り付ける撮影用機器で、写真のようにモニターに映し出す原稿を、ハーフミラーに反映させることにより、常にカメラ目線の状態で原稿を読むことが可能です。
細かい部品が多かったり、カメラを乗せたときのバランス調整が難しかったりするので、組み立てはテクニカルスタッフにお任せしておりますが、原稿を送るオペは制作スタッフが行います。
モニターにはHDMI入力が可能なので、MDで使用している『Teleprompter Pro』など、専用ソフトウェアを使用して、講演者の読むスピードに合わせて原稿送りのオペレーションを行います。
通常のプロンプターでモニターをカメラ横に置くパターンより視点の移動が少なく、よりカメラ目線をいじできるため、コメント撮りやナレーション収録などでは、テレプロンプターを使用することで、ぐっと印象が良くなるのではないでしょうか。
でも本当にパッと見るとカメラがあることわかりませんよね?
近づいてよーーーく見るといるんです。(笑)
なんか怖いっすね。(笑)
以上、制作スタッフがよく使用する機材を紹介いたしましたが、見たことあるものや使用したことあるものも多かったのではないでしょうか?
逆に、撮影現場などにあまり慣れてないクライアントさんにご提案すると「へぇ〜そんな方法あったんだ!」と驚かれることも多いです。
実は、私もMDに入社するまでは、今回紹介した機材は使ったことも見たこともなかったです...。
また、こうした機材を使用することで、「手前にPCを置いて」「紙原稿を持って」というシーンがなくなり、撮影や収録の見栄えも良くスマートになることはもちろん。
原稿を覚える手間、タイムキープの負担が減少され、表情や話し方などに意識を向けてより効果的でインパクトのあるプレゼンになること間違いなしです!
よりクオリティーの高い演出で、配信番組やセミナー、イベントをやりたいという方!
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