LIVEプロダクション事業部 技術担当のAKIです。
以前のブログで、運転免許取得に向けて奮闘している様子をお伝えしましたが、あれから数ヶ月...。ついに免許を取得し、少しずつではありますが、業務でハイエースを運転する機会もいただくようになりました。
教習所で運転していた乗用車とは全く異なる、大きな車体。都内の入り組んだ道。大切な機材を積んでいるというプレッシャー。実際にハイエースを運転してみて、想像以上に多くの困難がありました。
初めてのバック駐車では、助手席や後部座席から先輩に全方位見てもらいつつ、それでも何度も何度も切り替えして駐車。前から突っ込んでの駐車も思ったところに停められず......。また、カーブでの車幅感覚がつかめず、苦い場面も。先輩ドライバーの運転技術の高さを改めて痛感するとともに、自分の未熟さを痛感する日々です。
特に印象的だったのは、長距離の現場。高速道路での運転は、集中力を維持するだけでも大変です。サービスエリア間の直線を運転するだけではありましたが、高速走行時のハンドル操作は思ってた以上にシビアで、まっすぐ走ることも難しく感じました。運転交代した時には、ドッと疲れを感じたのを今でも鮮明に覚えています。
また走行ルートに関してもカーナビはもちろん便利ですが、やはり慣れていない道を走る時は、いつどこで曲がるのかなど、いちいちカーナビを見ていては危なく、事前のルート確認や周りの人の道案内の重要性がいかに大事かも肌で感じています。
これらの経験を通して、運転技術だけでなく、事前の準備がいかに重要かを学びました。ルートの確認、駐車場の選定、時間配分など、あらゆることを想定しておく必要があると痛感しました。
私自身の経験に加え、事業部内で運転できる人が増えてきたことを受け、先輩ドライバーが発端となり社内で運転に関する制度やルールについての話し合いが始まりました。
きっかけとなったのは、レンタカーの手配や長距離運転の負担についてです。これまで、特定のメンバーに負担が偏りがちだったこれらの業務を、より公平に分担するための仕組みづくりが必要なのではとなりました。
話し合いでは、以下のような点が議題に上がりました。
これらの議論を通して、単に「運転できる人」が業務上運転するというだけではなく、安全性を確保し、運転者の体力的、精神的な負担を軽減するための制度設計が必要なのではないかと、話し合いが進んでおります。
現在、具体的な制度設計に向けて、さらに詳細な検討が進められています。私自身も、一人のドライバーとして、積極的に意見交換に参加していきたいと考えています。
将来的には、すべてのドライバーが安心して業務に取り組めるよう、そして、安全かつ効率的な機材運搬を実現できるよう、個人のスキルアップはもちろん、会社の制度・ルール含めた両輪で、レベルアップしていきたいです。
今回の経験を通して、運転は単なる移動手段ではなく、主たる目的は機材運搬。スムーズな搬入・搬出が現場でのチームのパフォーマンスを左右する重要な要素であることを改めて認識しました。これからも安全運転を心がけ、チームに貢献できるよう、日々精進していきたいと思います。