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楽しくチームビルディング! 職場でおすすめのボードゲームを厳選紹介

Posted by mio.satoh

MONSTER DIVEのボドゲ部部長、兼ゲームアンバサダー(デジタル・アナログ問わず)のMIOです。
前回はデジタルゲームのUIについてちょっと気合の入った記事を書きましたが、実はアナログの方もイケる口で、自宅にはボードゲーム専用の棚があったりします。
とはいえ、ボードゲームがいくらあったところで、一緒に遊んでくれる人が見つからなければただの「綺麗なかさ張る箱」です。
そして、私にとってのボードゲーム仲間は家族オンリーです(そのうち一名は猫、邪魔しかしない)。

さらに、このコロナ禍という状況で、ボードゲームカフェのようなところにも気楽には行きづらくなってしまいました。

そこで!
職場のチームビルディングに貢献しつつも私の積みゲー(物理)を崩せる一石二鳥の施策として、この度『MDボドゲ部』を発足いたしました!
大人数で和気あいあいとテーブルを囲むのはもうしばらくお預けかもしれませんが、来たるその日のイメージトレーニングも兼ねて、今回は
『楽しくチームビルディングできるボードゲーム5選』
というテーマでお届けします。

チーム対戦ゲーム編

コードネーム

ボードゲームに慣れていないメンバーで集まって、とりあえず分かりやすくて盛り上がるゲームを!という場面で、たいてい私が最初に出すのはこの『コードネーム』です。いわゆる鉄板というやつですね。

赤と青の2チームに分かれた上で、さらにそれぞれスパイマスター(出題者)諜報員(回答者)に分かれ、スパイマスター役は25枚並べられたワードの中で味方のコードネームにできるだけ多くヒットする連想ワードを出題します。

例えば、『オリンピック』/『太陽』という2つのワードが味方のコードネームに含まれているならば、『夏』というワードであれば同志に伝えられそうです。
が、もし場に『海』というワードが混じっていて、味方がそちらを指名してしまったら、そしてそのワードが敵チームのコードネームだったら、敵の得点になってしまいます。

さらに、一つだけ混じっているドボンワードだった場合は一発アウト。

ヒントを出すマスター役は、できるだけ同時ヒットを狙いつつも、チームメイトの年代や興味分野に合わせてわかりやすい言葉を捻り出す必要があります。
仲間のことを想像し、相手の立場に立って思考するという、まさにチームビルディングにうってつけのゲームと言えそうです。

コードネーム

ワンナイト人狼

ご存知古典的騙し合いチームゲームの簡易ルール版です。
一般的に人狼と言ったら、毎晩村人が狼に襲われたり一人ずつ追放したりという進行をしますが、ワンナイト人狼はその名の通りすべてが一晩で終わる「忙しい人のための人狼」です。
当然、論理的に推理する材料はあってないようなものなので、結果として本来タブーとされるメタ推理が横行してカオスになります。

職場でワンナイト人狼をやるならば、あえてメタ推理上等!というノリで楽しむことをオススメします。
「いつもはよく喋るあの人が妙に静かなのは怪しい」とメタ全開の読みをしてみたり、「あの人は慎重派だからこんな騙りをしないはず」という周りの予想を逆手に取って大胆に騙ってみたり、顔見知りならではの楽しみ方を模索しましょう。

難点があるとすれば、最初の夜の時間に「みんなで伏せた状態でテーブルを叩く」というアクションを要するため、時と場所を選ぶこと。

ワードウルフ

こちらは、各自スマートフォンにアプリをインストールした上で対面で遊ぶ、デジタルとアナログのハイブリッドゲーム。

全員にあるキーワードが渡されますが、一人だけ似たニュアンスを持つ違うワードが表示されます。
みんなでその言葉について自分の意見を出し、一人だけ違うものについて話している『ウルフ』を当てるという人狼系ゲームです。

このワードウルフが独特で面白いのは、ウルフ自身も「自分がウルフかどうか」を知らない状態でスタートするというところ。
他の人の話を聞いているうちに、「あれ、もしかして自分がウルフ...?」と気づくタイミングがあります。
でも、もしかしたらその話し手の感性が自分とズレているだけという可能性もあるわけです。
最終的にもしウルフがバレたとしても、他の人のワードを言い当てたらウルフの逆転勝利となるので、これもチームビルディングに大事なことで「人の意見をよく聞きましょう」。

かつて弊社の社員旅行でバス内レクリエーションとして実施したところ、最後の隠し玉企画として大盛り上がりでした。

個人対戦ゲーム編

ディクシット

美しくて不思議なイラストが魅力のフランス製ゲーム。
親は手札から1枚を選び、描かれた絵にふさわしいタイトルを付けた上で伏せて出します。
他の参加者はそのタイトルと紛らわしくなりそうな絵を選んで伏せて出します。
こうして出されたカードをシャッフルし、どれが親のカードかわからない状態でオープンします。

皆で親のカードを予想して投票し、もし親のカードが当てられたら子のポイント、いい具合に外れたら親のポイント、でも全員外してしまうと逆に子のポイント。
つまり、最初に親がつけるタイトルは分かり易すぎても駄目、見当外れであっても駄目なのです。

このゲームもメタ視点が有効で、「○○さんの付けそうなタイトルだから」と親を推理したり、「△△さんだけに伝わりそう」なタイトルを付けて票をバラけさせたりといった知り合いならではの駆け引きが楽しめます。

ディクシット

(『Creator's Lab、夏の特別編『ディクシット』(Dixit)で頭をリフレッシュ!』より)

チケット・トゥ・ライド

アメリカやヨーロッパに鉄道を敷設し、最終的にもっとも鉄道網を発展させた人が勝利する、定番のユーロゲーム※。
人数が増えるほど不確定要素が増えて先が読めなくなるので、2人で遊べばガチ目の対戦ゲームとして、4・5人で遊べばパーティーゲームとして楽しめます。

ルールはシンプルながら、しっかりしたコンポーネントのおかげで「ボードゲームしてる感」を味わえて、かつ同じ鉄道ゲームといえばの『桃鉄』ライクな足の引っ張りあいも楽しめるゲームです。
最もベーシックなのはアメリカ版ですが、ヨーロッパ版、ロンドン版、日本版などさまざまな別バージョンがあります。
それぞれルールのマイナーチェンジがありますが、基本は同じなので、購入の際にはマップや舞台の好みで選んで良いんじゃないでしょうか。

※ドイツを中心に発展した、運と技術の両方を適度に必要とするアナログゲーム全般のこと。
ちなみにチケット・トゥ・ライドのデザイナー、アラン・ムーン氏はイギリス人。

協力ゲーム編

ito

Amazonプライムで配信中の『内村さまぁ~ず』で出演者全員のツボに妙にハマってしまい、itoだけで一時間乗り切る企画まで生まれてしまったパーティーゲーム。

各自は1から100までの数字が書かれたカードを引いて自分だけ見えるように確認します。そしてその数字は決して口に出してはいけません。
『生き物の強さ』など単純なテーマが書かれたカードを引き、そのお題に合わせて(10なら『ネズミ』、92なら『ツキノワグマ』といった具合に)自分の数字と同じくらいのイメージのモノ・コトを思い浮かべます。
そして、自分が小さいと思う順に提示していきます。

数字を言ってはいけないという縛りの中で、果たして自分は何番目くらいの位置にいるのか推量するのですが、近しい数字の人がいると「ライオンとツキノワグマはどっちが強いんだ!?」といった小学生みたいな議論が始まるので、大の大人が大変微笑ましい雰囲気になります。

人数が増えれば増えるほど難易度が高くなるのも特徴で、少しずつ参加者を増やして難易度を上げていく進め方もオススメです。

ito

パンデミック

世界中に蔓延するあらゆる病原体の根絶を目指して共闘するという、中量級ユーロとしては珍しい協力型ボードゲーム。
今の世にタイムリーすぎるテーマですが、2009年ドイツボードゲーム大賞3位入賞作です。(なお、その後スピンオフの『パンデミック レガシー』が大賞を受賞しています)

少しずつ感染を広げ、まれにエピデミック(国境を超えて爆発的に拡散する状態)を起こす病原体を相手に、駆けつけて沈静化したり特効薬を開発したりして、完全なる人類の勝利を目指します。
完全な合議制で進められるボードゲームというのはかなり珍しく、チームワークと決断力が問われます。

憎きCOVID-19を相手取るつもりで、時に相談しながら、時にリーダーシップを発揮しながら、手を合わせて闘おう!

まとめ

今回挙げた7つのゲームの共通点は、「人を知ることが攻略のきっかけとなる」という部分です。
例えば『コードネーム』であれば回答者の詳しいジャンルや疎いジャンルを把握することが成功に直結するし、『ito』であれば周りの人の言葉のニュアンスまで汲み取って推察することが勝利の鍵になります。
そして、ゲームでの勝ちを目指して人を知ろうと努めることが、結果としてチームビルディングに繋がって、良いチームワークが良い仕事にも繋がる!...かも。

『よいモノづくりは、はたらく仲間づくりから始まる。』

を合言葉に、MONSTER DIVEは新メンバーを募集中です。

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