気づけば、今年の6月で入社して5年になります。
もともとはWEBデザイナーでしたが、ディレクターとしての実務経験はゼロ。右も左もわからないまま飛び込んだ世界でした。今振り返ると、当時の自分は本当に必死だったなと思います。
PhotoshopやIllustratorは使い慣れていたものの、ディレクター業務はまったくの未経験。プロジェクトの進行管理、クライアントとのやりとり、スケジュール調整......すべてが初めてで、不安もありました。
そんな私も、今ではCMSやサーバーの知識を身につけ、会社のサービスまで担当するようになりました。まだまだ勉強中ですが、少しずつディレクターらしくなってきたように感じます。
今回は、新人時代と今を振り返りたいと思います。
ディレクターと一言で言っても、会社によって業務範囲は大きく異なります。 また、入社当時の私の職種はプロダクションコーディネーターだったため、より幅広い業務を担当していました。 現在はディレクターとして、主に以下の業務を担当しています。※案件によって変動あり
入社前に漠然と知っていた業務ではありましたが、実際にやってみると最初の壁はクライアント対応でした......。
内弁慶な性格なので、初対面の方と話すのが得意ではなく、いまだに胃がひっくり返りそうなくらい緊張します。
それでも、営業に伝え方を相談したり、事前に資料を用意することで、なんとか乗り切っています。
逆に、活かせた経験としては資料作成・スケジュール作成です。
以前は指示を受けてデザインを作る立場でしたが、「どうすればわかりやすいか」「伝わりやすいか」を考える、という部分は変わらないため、資料作成に活かせました。
MONSTER DIVEに入社して驚いたのが、CMS案件の多さ。 案件の半分がCMS案件で、主なCMSはMovable TypeとPowerCMSです。
入社当時の私は、WordPressを使ったサイト構築経験はあったものの、有料で高機能なMovable Typeには触れたことがありませんでした。
まずは月次の保守案件を通して、管理画面の操作に慣れるところからスタート。
おっかなびっくり触りながら、知識不足ゆえに頓珍漢な質問をしてエンジニアやプロデューサーを困らせることもありましたが、CMS職人の大先輩に教えてもらいながら経験を積んでいきました。
そんな折、LiveSESAMiの担当を引き継ぐことに。
引き継いだ当初は、制作進行管理がメインで、仕様についてはわからないことも多かったのですが、理解すれば格段に進めやすくなります。
サービスの仕組みそのものや、DBやAWSについて、自身で調べつつもテクニカルディレクターやエンジニアに相談しながら自分なりに整理。
仕組みがわかると、普段何気なく使っている機能の使い勝手にも影響するのが面白く、少しずつ知識を深めていきました。
ディレクターは複数案件を並行して対応することも多く、寄る年波には抗えず、へとへとになることもありますが、この5年、なんとか仕事を続けてこられたのは、MONSTER DIVEのオタク気質な職人たちのおかげだと改めて感じています。
自分一人ではできないことも、デザイナーやエンジニア、プロデューサーと協力することで形になり、クライアントに喜んでもらえたときの達成感があります。
未経験からのスタートでしたが、気づけばディレクターとしてチームの一員として働けるようになった今、「自分もこのチームの一部なんだ」と実感する瞬間が増えました。
デザインや技術だけでなく、AIの台頭など、常に進化と変化が絶えない業界。まだまだ学ぶことは多いですが、新しいことを面白がりながら、り良いものづくりに挑戦していきたいと思います!