本文へジャンプ

勤続10周年リフレッシュ25連休で、思考をコンマリしたりタイに行った話。

Posted by Takanori Shimizu

どうも、ディレクターのtknrです。
セールス/PRチームのマネージャーとコーポレート室で採用・広報を担当しています。

2022年は個人的にアニバーサリーイヤーです。

10年【勤続年数】

入社10周年のリフレッシュ休暇制度と夏期休暇を組み合わせて、25連休をいただきました!

25年【キャリア】

1997年からインターネットの世界に入り四半世紀が経つ、って衝撃!

30本【ブログ記事】

この記事が30本目のMD-Blogです、よく書いてきたなぁ〜。記事一覧はこちら

40歳【年齢】

身体のメンテナンスが不可欠に。認めたくはないが事実!

ブログが...、書けない!?

これらを総括して壮大なテーマで社内外に向けたブログ記事をお届けしようと企んでいました。

ふしぎなもので、会社の名前で世の中にリリースする文章は秒速でアウトプットできるのですが、個人名で書くとなると、一向に筆が進みません。正確には第5稿までリライトして今またdeleteボタンを押したところです。

この症状は文章に限りません。昨今、デザインにしてもシステムにしても、自分が素晴らしいと思っていることを世の中に送り出すことについて、キャリアを重ねるごとに"羞恥心"を感じるようになってきました。若気の至りの終焉かもしれません。音楽でいえば、「Jディラはいいよね!」「ビートルズの『Tomorrow Never Knows』ってなんかすごいよね!」といまさら発言をすることは、無知に思われていないか、トレンドに反していないか、趣味がわるくないか、正しいのだろうかと様々な確度で検証したくなる逆・中二病ともいうべき症状を何と名付ければよいのか!

勢いでアイデアを肉付けしていくプランナー/ディレクターのキャリアとしてこれは致命的な病ですが、幸いなことに、仕事においてはMONSTER DIVEには"チーム"の存在があります。というわけで、チームメンバーたちのサポートのおかげでリフレッシュ休暇をいただき、次のステップに向けた思考のコンマリをすることができましたので、今回のブログでは、

  1. タイに行った話
  2. 本を読んだ話
  3. いま担当している仕事の話

これら3つを書いていきます。

タイに行った話

タイに行った話 - チャオプラヤー川沿いのワット・アルン

チャオプラヤー川沿いのワット・アルンを対岸のレストランから望む

タイに行った話 - 写真

バンコクの思い出たち(一部抜粋)


バンコクへの旅行は素晴らしかった。
そうです、コロナ禍が始まってから本当に久しぶりに海外バケーションをさせてもらいました。
私的なイベントだったので旅行記は省きますが、印象的なトピックがいくつもありました。

Airbnbアプリは世界最高に使いやすい

デザインから操作性、フロー、細部の文言に至るまで、文句のつけようのない体験だった。

Grabでタクシー移動が便利すぎる

初滞在の都市を想定の料金内で完全に安心して動けることは、一昔前の海外ではありえなかった。

都市滞在型のんびりバケーションにして正解

旅行≠観光。ある種のワーケーションのようで「便利な非日常」が良い時間だった。

アソーク周辺はもはや西新宿だった

日本と比べてアジアは、的な話は昔。何なら東京より様々なクオリティが高い。街の活力が圧倒的。

出国という手順はやっぱり良い

ON/OFFの切り替えにやっぱり最高。LCCだって十分に楽しい。


出発時に空港でチェックインカウンターに並んでいるとき、あぁリフレッシュ休暇か...、本当に10年間いろいろあったな...、多くの人達に支えられて...、と感慨深く涙をこらえたことを記録しておきます(実話!)。チームのみなさま、さらにはパートナー/クライアントのみなさま、感謝の限りです。また15周年、20周年とバケーションをいただけるように精進します!

本を読んだ話

さて、冒頭に書いた「発信することへの羞恥心」とも通ずるものですが、ここ数年、書籍に向き合うこと、それどころか新しいカルチャーや知識に触れることが、どうにも恥ずかしくなって、遠ざかっていました。

映画やドラマも当たり障りのない自分好みのものばかり選んで、グルマンを自称しながら新店舗には気が乗らず馴染みの店ばかり通う日常。今以上に知識やセンスを磨かなくても、仕事も生活もなんとなくやっていける、そのことに焦りを感じながらも、やっぱり何とかやれてしまう。。平凡な状況から抜け出せないジレンマ、中年の危機が、今そこに迫っているのです!

これは打破しなくてはならない。

まず、休暇中にいくつか本を読みました。とはいえ適当な乱読です。
学習しようと机の前に座ることが元来不得意な僕にとって、現代は素晴らしいツールがあります。
ありがとう、Kindle Unlimited
「買ったのだから、これは読まなければならない」と考えることは苦痛です。これを使えば、スマートフォンで気の向くままに本を開き、気が乗らなければ読み進める必要はありません。10代の頃、夏休みに本屋にいってずうっっと立ち読みしていたような感覚で、没頭することが出来ました。紙の質感が恋しいのも事実ですが。


最近読んで面白かった本たち

特に気付きの多かったものは『絶滅の人類史』『世界を大きく動かした植物』、そして『多様性の科学』の3冊です。ぜんぶ無料(読み放題)です。著者の方には申し訳ない話ですが、ありがたく拝読させていただきました。

いずれも教養の範囲というか雑学な話ではありますが、共通するのはいずれも「多様性が鍵だ」ということ。
雑多に読み散らかしてみると、あぁ自分が読了までもっていくほど興味のあるトピックは、いまここにあるんだなぁと認識できます。このテーマについてはもう少し考えをまとめて別の機会に書きたい! 生物的な話から連想して、企業という小さな社会、共同体の運営に役立つ話が多くありました。ナウい肩書きで言えばHRBPの担当者としてはいつか自分の言葉でこれらを整理する必要があると思っています。

ちなみに、あまり頭に入ってこなかったのは、パーパスマネジメントやカルチャーモデル、人事実務に関する書籍でした。やはり苦手のようです。体系的に学んだところで、結局、売りモノになるのは知識ではなく知性であり、理論や形式を頭に詰め込むよりも、その情報から気付きを得た上で、現場で的確に引っ張り出せるか。具現化することを努力したいと考えています。

いま担当している仕事の話

さて、そんな長期休暇を挟んだアニバーサリーイヤーも終盤ですが、この秋から直近では以下の業務に取り組んでいます。

「ストチケ」ライブ配信が売れる仕組みづくり

チケット販売型ライブ配信プラットフォーム「STREAM TICKET」(ストチケ)について、セールス/PR領域に加えて、コンテンツディレクターとしてドキュメント整備やコンテンツの整形を担当しています。

特に、プロダクトマネージャーのASNさんと運用している配信者マニュアルPDFは、他社プラットフォーム経験のある方にも、これからライブ配信を始める方にも分かりやすく、徹底的にステップ化した資料になったと思います。

また、先日は配信者向けページのリニューアルも担当。制作チームお付き合いありがとう!

マーケティング面でもオーガニックな成長と広告からのコンバージョンの向上、双方で調整を続けており、おかげさまでより多くのイベント主催者さんにお使いいただけるサービスになってきました。近日、さらに大型の機能アップデートも予定されています。次の10年、はじめの一歩、この「ストチケ」のグロースに注力します。

セールスチームから「戦略グロースチーム」に

「営業専任者ゼロ」で成長を続けてきたMONSTER DIVEのなかで、初めての"営業部"として昨年スタートしたセールスチーム。

九州まごころ男児ことICH、ストチケ解説動画でおなじみMAOの2人とともに、ストチケや「TweetVision」「LiveSESAMi」そして僕らの本拠地「MONSTER STUDIO乃木坂」という自社ドメインのサービス提供を担当してきました。

来期からはこのセールスチームをより発展的に再編成します。
自社サービスの営業に留まらず、MONSTER DIVEが持つすべてのリソース、スキル、アセットを包括的に顧客に提供するチームとして、新たに「戦略グロース室」を設置。特定の事業領域に限定せず、より広範囲な"Web×映像"のサービスを提供していきます。

引き続き僕もチームマネージャーとして、代表オカジマをはじめ経営陣や各事業部のマネージャーと連携しながら、ベースギター担当のMAOと、タコス手作り担当のICHとともにチームで成長を目指していきたいと考えています。

100人規模に向けた採用強化

MONSTER DIVEは「MD100」を掲げて100人規模の事業構築を目指しています。
大きく喧伝しているものではありませんが、この経営指針を受けて求人票では以下のように記しています。

組織としては、社員数拡大による規模化が前提ではありません。しかし、より高いレベルのモノづくりを継続して実現するために、チームの質・量を高めること、社員数100名規模相当の事業構築を目指しています。

現在いる35名のメンバーたちがチームの中核となり、それぞれ手掛けている事業が着実に成長して、より高い品質を手掛けていく、リアリティのある成長ビジョンです。

これに向けて、「戦略グロース室」営業職をはじめ、クリエイター/ディレクター/エンジニア、全方位的に採用を強化しています。
募集職種一覧はこちら

一方で、創業期から変わらない姿勢になりますが、「採用枠ありきの採用」は行っていません。例えば4月に10名を採用するぞ!といった人数合わせではなく、あくまでご縁のある方お一人お一人と向き合って、本当にチームのなかでご活躍いただけるか、その方をお迎えする相応しい状況か、人柄やスキル、チームフィットを最重視して選考にあたっています。

求人票の内容も飾ること無くまっとうに書かせてもらっているつもりです。
特に「求める人物像」の項目には、理想像ではなく、チームにフィットするために本当に期待しているポイントをまとめています。共感いただける方からのご応募をお待ちしています!

Webエンジニアの方はぜひ以下の対談記事もご覧ください(編集がんばりました!)。

まとめ

冒頭に書いたように、僕はすっかりアウトプットする感覚を減らしてしまっていましたが、リフレッシュ休暇と意欲的なプロジェクトのおかげで、少し自信を取り戻せたかも、とここまで書き進めて実感しました。

そういえば、2001年、仕事を始めたばかりの頃、とある有名な媒体にインタビュー取材していただく機会がありました。
今でもその記事がインターネット上に残っていて、たまに取引先の方から「見ましたよ」と言われるのが超絶ハズいくらい青い自分が写っているのですが、キャリアを振り返り、久しぶりに自分で読み直してみました。

ぼくが挫折を感じるのは「判断」の部分なんです。
メンバーの中でぼくが一番年下ですが、仕事は年齢じゃないと思います。
例えばクリエイティブっていうのは、センスだから年齢関係ない。
でも、判断は間違いなくセンスじゃない、「経験」です。

いやー、我ながらめちゃめちゃイイこと言ってますね!

今回のブログは辛気臭い書き出しで始まってしまいましたが、このような状況もまた若かりし日に、自分自身、予見していた状況なのでしょう。いま、僕はあのころ感心していた先輩方の年齢になりました。感覚のすり減りも補える経験を積ませてもらいました。次の10年は、適切なタイミングで、適切な段取りをもって、適切な内容の「判断」ができるオトナになっていきたいと思います。


と、第6稿にしてようやく上手くまとまった気がします。
幻のボツ原稿たちは今後のブログに登場するかもしれません、お楽しみに!


最後に、バンコク最高の夜景、ルーフトップバーでリア充を満喫させてもらった僕の笑顔でお別れです。サワディーカップ!


タイのルーフトップバーでリア充する著者

タイのルーフトップバーでリア充する著者

Recent Entries
MD EVENT REPORT
What's Hot?