こんにちは、LIVEプロダクション事業部のUTOです。
いきなりですが、皆さんカメラを回すときにカメラマイクはつけていますか?
当たり前のようにつけて、何気なく使っているカメラマイク。
そのマイクの性能と優秀さを知れば、もっといい音が録れるかもしれません。
今回はその中でも一番ポピュラーであるSONYカメラ付属の「ECM-XM1」についてご紹介します。
マイク自体はSONYでハンディカム(PMW/PXW/HXRシリーズ)を購入した際に付属されているカメラマイクです。
付属なので特に気にせずそのまま使っている方も多いのではないでしょうか。
買おうと思えば、ソニーストア公式、サウンドハウスさん、SYSTEM5さんなどから、カメラマイク単体で買うこともできます。
大体、12,000円くらいでしょうか。
カメラにつけるとこんな感じ。(カメラ:HXR-NX5R)
斜め前から見るとこんな感じです。
カメラの画に見切れない絶妙な長さをしてます。
ざっと性能は以下の通りです。
指向性は公式には出ていないものの、スーパーカーディオイドではないかという見方が強いです。
簡単に言うと、よく使われるガンマイク(Sennheiser MKH416-P48U3)と同じ指向性です。
印象的には、MKH416よりもう少し指向性が広く、多少芯が外れてもある程度はカバーできます。
音質は指向性が鋭いこともあって、狙った音を明瞭に拾えます。
カメラにつけているため、対象のものが何かに隠れたり、後ろを向いたりすると明確に集音性が悪くなるのが難点です。
今回一番話したいのはここです。
結論から言うと、カメラマイクを使いましょう! 絶対に!(特に収録のとき)
長々と話しましたが、結論はここに行き着きます。
このカメラマイクというのは予備マイクとして非常に優れています。
「ピンマイクにノイズが入ったとき」
「ケーブルが断線してミキサーの音が使えないとき」
など予備としてつけていたこのカメラマイクが輝く瞬間があります。(本来ならそうならないのが一番なのですが、、)
私がロケやスタジオ収録などやってきた経験上、カメラマイクがあったおかげで救われたこともあります。
あとから「この音使えない!」となってからでは遅いのです。
使える音を増やしておくことも大切です。
カメラ自体にも内蔵マイクはあるのですが、ぶっちゃけていうとあまりメインで使える音とは言えないです。
あくまでガイドであれば全然問題ないのですが、付けられる環境であればカメラマイクを付けた方がいいです。
予備マイクと記載しましたが、演者と距離が近いロケなどではメイン音声としても十分に活躍すると思います。
メインミキサーやPAもらい、ピンマイク直入れなど、メイン音声だけで完結してしまうのが一番ではあるのですが、こういう事前に手数を増やすのも一種のいい音づくりなのではないかと思います。
私自身も事前準備を怠らず、何があっても成立する音づくりを目指し続けます!