浅野 桜、石嶋未来、加藤才智、服部紗和、ハマダナヲミ / 株式会社アスキー・メディアワークス / 2,400円
「本当はもっとクリエイティブなデザインを目指したいけど、時間がなくてPhotoshopの加工ができない!」
デザインをしていく上で、加工の手間と時間の短縮は必ずテーマになりますよね!
日頃、加工にかかる時間を短縮して、デザインの実務に時間を割くために効果的なTipsがあれば...と思っていたところ、こんな書籍を発見しました!
この本では、5人の"Photoshop使い"がそれぞれ独自に編み出した103本の時短テクニックを紹介してくれます。
あんなことや、そんなこと、ええっ!こんなこと出来るの!?などなど、より作業が速くなる神速テクニックが満載!
特に、レタッチ系の作業が多い方には、かなりオススメです。
実際に、僕が今まで知らなかった機能や、"知ってはいたけれど難しそうで使っていなかった機能"など、様々なテクニックが分かりやすく解説されています。Photoshopを知ったつもりになっているヒトでも、きっと新しい発見をたくさん見つけられる、そんな一冊です。
Photoshopは使う人によってそれぞれ使い方が違うと思いますが、僕が特に参考になった箇所をご紹介します。
画像は撮影時のコンディションで、かなり雰囲気が変わります。
条件が悪い時に撮影された画像が大量に入稿された...まとめて調整しなくては......なんてこともありますが、このチャプターで紹介されている手法を身につけることで、かなりの時間短縮が実現できました。
今までどうにもならないかと思っていた"遮光などの黒つぶれ"。上記の神速テクニックを使用することで、かなり鮮明に画像を修正することが可能でしたよ!
合わせて読みたいのが次のチャプターです。
この手法を併用すると、同じ条件下で撮影した画像を、何とバッチで一括処理してくれる! これはかなり便利です。
Webサイト用の素材では、デザインで使用する画像データが、必ずしもプロが撮影した写真ではなかったりします。そんな時、こういったテクニックは重宝されますね。
グラフィックをデザインする上で、このような画像の加工テクニックは必ず求められます。でも実際には"あの加工どうやるんだっけ?"とググることも多いかと思いますが、記憶を頼りに検索するのは予想以上に時間がかかるもの。
そんな時にこの本が手元にあると、かなり安心できますよ。
加工の実務にかかる時間、そして情報を探す時間を短縮して、デザインに没頭できる時間を増やしたい方に、オススメの一冊です。