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VR撮影現場の裏側 第二弾 ZCAM K2 PRO編

Posted by TET

前回のブログでは『ZCAM K1 PRO』を使ってVR撮影!という記事をご紹介しましたが、今回は後継機のVRカメラ『ZCAM K2 PRO』を導入しましたのでご紹介したいと思います。

本体のサイズはK1PROと比較してみると一回りほど大きくなっています。
裏側を見てみるとZCAM E2が2台マウントされています。取り外して単体で使用することは出来ません。

ZCAM K2 PROとZCAM K1 PROを比較

ZCAM K2 PROの背面

レンズ側では絞りの調整が可能となりました。

ZCAM K2 PROのレンズ

VR映像の撮影ではレンズ部分を極力前に出し三脚等の見切れを防ぐ必要がある為、K1PROよりも重くなっているK2PROを使う場合は後ろを重くしてバランスをとった方が良いかもしれません。

下の写真の様にいわゆる"前重(まえおも)"になってしまいバランスが悪くカメラが倒れてしまう恐れがあります。

ZCAM K2 PROのバランス

K1PROからバージョンアップした点

フレームレート60pで収録可能

K1PROではフレームレート30p対応に対し、K2PROは60pでの収録が可能となっています。
1秒間のフレーム数が多くなったことにより動きの激しい場面でも滑らかな表現が可能となりました。
120fpsにも対応していて、スローモーションの撮影も可能です。

暗部、低照度でのノイズ軽減

K1PROはISO感度を上げた時暗部のノイズが目立っていましたが、 K2PROではDual Native ISOが搭載されISO感度を上げてもノイズを軽減できるようになりました。

様々なビデオエンコードに対応

ProRes HQ、ProRes、ProRes LT、H.264、H.265に対応、H.265にすることで長時間の収録が可能です。
ファイル形式はMOV、mp4から選択可能、収録メディアはCFast 2.0、SSD(USB-typeC) に対応。
※収録メディアは片目に対し1セット必要です。

HDMIで映像出力可能

K1PROでは映像出力ができずピントやホワイトバランスの確認がし難かったのですが、K2PROではモニターを接続して映像の調整が可能となりました。

ZCAM K2 PROの映像出力

スティッチングの際は注意が必要

左右2つのレンズで収録した映像をVR用に1つにつなぎ合わせる作業をスティッチングと言いますが、ZCAMのソフトウェア「ZCAM WonderStitch」は2021年9月現在K2PROのスティッチングには非対応となっています。
別のソフトウェアでスティッチングを行う必要があります。


画質が向上し、より一層臨場感のある映像表現が可能となったZCAM K2PROを、積極的に現場で使用して実績を積み上げていきたいと思います。

新しい情報はまたブログでお伝えしていく予定です。乞うご期待!

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