こんにちは!それからはじめまして。
今年2月にMONSTER DIVEへ入社したRYTと申します。
LIVEプロダクション事業部への配属となり、(先輩方に尻を叩かれながら)日々いろいろな映像コンテンツに関わらせていただいております。
入社半年が経ち、まだまだ現場では先輩方のアシスタント・フォローに回ることが多いのですが、時にはPCの前で配信管理をしたり、はたまた自分でカメラを振ったりしています。
最近、ようやく自分一人でも配信管理として任せられる場面も増えてきて、うれしさと同時に、より責任感も感じるようになりました。 配信管理の重要さは、以前のIZWさんのエントリーで十分わかりましたよね(さすが先輩、言う事に重みがあるなあ......)。
今回はその中にも出てきた単語「配信プラットフォーム」について書いていこうと思います。
プラットフォームとは、「土台」といった意味合いになりますが、コンテンツを届けるメディアのようなものです。鉄道と乗客で例えると、各社の鉄道路線を配信プラットフォーム、乗客を配信したいコンテンツ、目的地の駅が視聴者と置き換えられるかもしれません(わかりづらいですかね?)。
品川駅に行きたいとして、皆さん山手線へ乗りますよね、東西線には乗らないですよね?
つまり、プラットフォームにもいろいろ種類があって、それぞれ特性があるということで、配信したい内容やコンテンツによって、最適なプラットフォームを選べるとよいですね!
では動画のプラットフォームには、どんなものがあるんだろうということで、いくつか具体的にそれぞれのメリット・デメリット、視聴者層と併せてご紹介いたします!(独断と偏見を含む)
動画サイトの1番の有名どころですね。自分もYouTube Liveを触ることは多いです。
メリットとしては、視聴者層が多種多様なので多くの人にみてもらえるかもしれない期待感、そして操作性もそこまで難しくなく、初めて配信する方にはおすすめだと思います。
弊社の配信案件でもYouTube Live + 他のプラットフォーム、という風に組み合わせて行うことも多く、万能型です。バックアップも用意されており、安心感もあります。
特にデメリットは個人的には感じられないのですが、強いて言えばチャット部分でしょうか。
配信中にさまざまなコメントが飛んでくるかと思いますが、このコメントをCSVとかで出力して、データとして残しておきたい!となったときに困るのです。
(一昔前は配信が終了すると見られなくなってしまってましたが)ユーザ視聴画面には、映像を事後加工しない限り、チャット部分は残るのですが、データ出力はできないので、クライアント納品用には、スクリーンショットして保存するという手をとっています。
めっちゃアナログ。いい方法があったら教えていただきたいです(>人<;)
(とか言っていると、Googleさんなので、CSV出力機能とか実装されるかもしれませんが。)
基本、Facebookは実名登録となっています。アカウントを名刺代わりに使っている人も現代のITビジネス社会には多いのではないでしょうか。ということは、企業アカウントでページを作成して配信すれば、同業界の人にはリーチしやすいですね。社内カンファレンスに遠方で参加できないという方へ向けて配信する使い方もできます。
逆にビジネス用途として使ってはいるものの、個人的趣味は伏せていたり、実名登録ということでそもそも使っていない人もいたりして、不特定多数の方に向けての配信には弱い面があるかもしれません。
やっぱり最大の特徴は、コメントが画面を横に流れてくるシステムですよね。公式生放送、チャンネル生放送、ユーザー生放送の3種類ありまして、年齢層は幅広いものの、コアなユーザーが多い印象です。
また前記のFacebook Liveに対し、匿名性が高く、コメントの数や話題性は期待できます。アニメ・ゲームなどのエンタメ系コンテンツにおいて、視聴者参加型番組という形を古くから行なっているパイオニア的プラットフォームです。
自分は中学の頃にふとした拍子にニコ動へ足を踏み入れてしまったのですが、その当時のなんとも言えぬアングラ感や得体の知れないワクワク感といったら... 「Welcome to Underground」とはいうものの最近は迷走しがt(ry
いえ、開発者の方たちも頑張ってくださっているはずです! その証拠に(?)、仕様変更がよく起こります。昨日まででできていたやり方が今日には変わっているかもしれない、ということで、自分たちも仕様変更はこまめに確認するようにしています。こういう部分は少しとっつきにくいかもしれません。
触ってきた中で最も遅延がなく、LIVE感があるように感じられます。ゲーム実況なんかしてて実況者と視聴者間のラグがあって興ざめ、なんてことにはなりにくいですね。
また、RTから多くの人へ届きやすく、拡散スピードが速いので、ノッてしまえばもうこっちのものです。最近、スーパーハート(投げ銭機能)が実装されたので爆発力を活かした収入も狙えなくはないですよ。
デメリットとしてはtwitterアカウントが必要(当然ですね)。それと、視聴を始めると「@xxxが参加しました」とアカウントの通知表示が出るので、ひっそりと視聴したい方は一瞬躊躇するかもしれません。
ちなみに、「Twitterプレミアムライブ」に関しては、また後日。
いまやコミュニケーションツールとしてほとんどのスマートフォンに入っているLINE。ユーザー数の多さは他のプラットフォームに水をあけてダントツだと思います。視聴者の閲覧環境もPCではなくスマートフォンアプリが大多数です。なので、大半は縦動画です。
LINEアプリと連携してメッセージを流し、予め告知をしておくことで見逃しを防ぎやすいです。最近は企業の公式アカウントからの配信も増えてきました。
情報が直接ユーザーに届くため、企業が本当に届けたいコンテンツをダイレクトにユーザーへ展開できます。
こちらは両方ともサイバーエージェント社の運営するプラットフォームです。実はこの2つ、似ているようでけっこう違うんです。
Abema TVについては、20チャンネル程度ある中から、ニュース等の一部を除いて生配信が少ないです。放送スケジュールがある程度決まっているので、テレビ的な感じで、ザッピングしながらの暇つぶし系コンテンツが向いている気がします。
FRESH!の方は、チャンネル数は4,000以上、誰でも無料で開設ができます。
開設後は、FRESH CASTから番組の配信が行えるようになります。こちらの個人でチャンネルをつくれるかつくれないかの差が大きな違いでしょうか。他にもコメントの仕様や画質設定などもありますが、今回は省略させていただきます。
正確にはUSTREAMというブランドはなくなってしまったのでIBM cloud video(USTREAM)なのですが、まだUSTREAMのほうが馴染みがあるのでこのように書きました。実際、自分たちも現場では「ユースト、ユースト」と呼んでます。
現在はBtoB配信が主でしょうか。先ほどのFacebook Liveより企業色が強い配信に向いております。新製品の発表会や事業説明会、セミナー・研修がこちらには向いております。そういった理由から、一度始まったら視聴者がなかなか離れにくいという面があります。みなさんマジメですね。 現在はIBMに取り込まれてしまったUSTREAM、かつては動画配信の革命児とも呼ばれていたのに、なぜ消えてしまったのか。
他のプラットフォームがSNS化、スマートフォンの普及により手軽に扱えるようになったのに対し、時代の流れにうまく対応できなかったのが原因といわれていますが、一時期の隆盛から衰勢に及んでしまったという印象がユーザーさんにはまだ強いかもしれません。
インターネットコンテンツの寿命は平均10年というデータが出ているそうです。MDも今年で10年目。自分はまだ入社したばかりですが、いえ、したばかりなので、コンテンツの提供側と享受側の両方に立って常に世の情報にアンテナを張っていきたいです。
いかがでしたでしょうか?
今回は、各プラットフォームのさわりだけ、浅く簡単に紹介させていただきました。
今回ご紹介した以外にも、ライブ イベント ストリーミング ソリューション「ブライトコーブ Live」を含めて、弊社では様々なプラットフォームに対応した動画配信を行なっております。
動画配信はいまや誰でも行うことのできる時代です。だからこそ自分たちの行う配信はプロとしてのクオリティはもちろんのこと、期待されている以上のもの120% MONSTER QUALITYでお届けさせていただく自信がありますし、自分も含めメンバーも日々努力をしております。
配信技術だけでなく番組制作からご相談も可能ですので、ぜひお問い合わせいただければと思います!
それでは、ここまで読んでいただきましてどうもありがとうございました。