まいど! まずはひとつお知らせがあります。
この記事を読んじゃうなんていう、勘の良い皆さん!
いや感度の高い、そんな皆さんならもうお気づきですよね〜。
MONSTER DIVE、新しく「乃木坂オフィス」に引っ越したんです!
そこで!
エントランスにプロジェクターを設置し、
お客様にご来社時のひとときの楽しみと、取り組みへの興味を持っていただこうと、社内の有識者(有志)が集められました。
さながら名画のような、センターにMST、右に助言するARK、みたいに見えたり?
プロジェクターを使ったプロジェクションマッピングは、MONSTER DIVEとしては経験値がありますが、個人的には初めての取り組みになります。
そこで、先輩方のアドバイスをもらいながら、イチから挑戦してみました!
まずは第一段階ということで!
プロジェクター1台を使って、エントランスの壁面いっぱいに投影することに決定!
立方体に複数台で投影するわけではないので、特別なマッピングソフトは必要ないかと思ったんですが、今後、表現を加えていく時に必要と判断、他のVJソフトのデモ版も試した結果、「MadMapper」に行き着きました。
このソフト、なんせ一番シンプル、わかりやすい!
価格もお手頃ときた。
さて本題ですが、今回はそのなかでも使えそうな機能を色々みつけたので、基礎からざっとご紹介! 参考にしていただければと思います。
まずはソフトの概要から。
映像をプロジェクターで投射するときに、ただ映像を出すだけではなく、"マッピングソフト"という名の通り、リアルタイムで複数の映像ソースの管理ができるんですね。
これはどういうことかというと、 Quad という四角いボックスを配置(マッピング)し、そこに表示する映像をそれぞれ選択できるんです。
そして Quad の数だけ映像表示できると。
しかも Quad は変形ができるので、その箇所によってずれを調整できます。
例えば隅を選択して矢印キーで動かせたりなんて、わりと自由が効くのですが、そのぶん表示される映像は押しつぶされたり、ゆがんだりします。
さて、決まった映像を出したい場合、その映像がゆがむことは絶対に避けたいですよね。
映像側で調整するのもOKですが、リアルタイムに表示・転換できる強みがなくなる。そこで、マスクで隠しちゃうっていうのが、このソフトのポイント!!
これで表示、もしくは非表示する箇所を決めちゃうのがよいですね。
曲がった対象物にこれまで説明した Quad では直線的すぎ、どうも自由な加工に限りがありますが、ここで第2のポイント、メッシュワーピング!
3Dソフトではありますよね。これで自由な図形を作成できるんです!
しかし「メッシュワーピング」って、名前、かっこ良すぎ。
余談ですが「ベジェ曲線」は自動車メーカー、ルノーに勤めていたピエール・ベジェさんが考案したみたいですよー。
今回は深掘りしませんでしたが、まだまだ遊べそうなものがいっぱいありました。
Controlメニューから指定したキーでマクロを組んだり、接続した照明機材を音声やルミナンスキーでDMX制御するとか、Canonの一眼カメラから対象物をスキャンするなんてのも、などなど。
今回の制作が一段落したら、実験しようと思います。
個人的に初めての取り組みということで、初級編の記事をご紹介しましたが、MONSTER DIVEでは、これまでにもプロジェクションマッピングを取り入れたプロジェクトをプロデュースしています!
僕もオフィスの壁面以外にも色々マッピングしたい!!
ということで、こんなコトをやりたい!っていうおシゴトのご依頼、ぜひご連絡お待ちしてます。