MONSTER DIVEに入社して、先日(2023年6月)で11年が経過し、12年目に突入しました。
(干支が1周回ったことになる。)
この間に、Webプロデューサー、Webディレクター、プロジェクトマネージャー、プロダクションコーディネーター等、様々な職種が経験でき、総合商社や広告代理店、イベント会社や放送局、官公庁やゼネコンなど、多種多様なビジネスを手掛けるクライアントのプロジェクトをご一緒させていただき、そしてこのブログを書いている今も続けさせてもらっています。
ありがとうございます!
どの職種でもどのクライアントとも共通して僕がやってきた(いる)ことは、プロジェクトにかかわる社内メンバーや社外クライアントとのコミュニケーションを通じて、Webサイトや業務システムを作り上げ、顧客のビジネスに貢献すること。
右も左もわからないアシスタントだった僕が、11年間を通じて成長できる機会をいただいたことに感謝しつつ、今何を心がけ、どういったことを意識しながら、仕事に取り組むようになったのか。
SkillやTipsではなく、パフォーマンスとアウトプットの質を高めるための姿勢や精神論といった類なのですが、そのあたりを書いてみたいと思います。
プロジェクトにはかならず終わり(ゴール)があります。
限られた期間の中で自分のパフォーマンスを最大限に上げ、継続的かつ安定的なアウトプットを出すためには、ゴールがはっきり見えてないと精神的に結構きついです。
目の前のタスクや業務に忙殺され、とりあえずやってみながら...といった形で進めるケースもありますが、ゴールの距離が決められていない、スプリントは走りきれないし、ゴールがあるから、ペース配分ができたり、オーバーワークや背伸びができたりします。
遠いゴールがなるべく近くに見えるように意識し、それを提示することが、僕の仕事であり、プロジェクトの道標になります。
プロジェクトを進める上で、デザインの確認を依頼されたり、選択肢の中からどれを選ぶかというのを検討〜決定するケースだったり、自分の企画がクライアントに提案したものが通り、お墨付きをいただいたりすることがあります。
何かを決めないといけないシーンが多くあり、クライアントとプロジェクトに関わる社内メンバーからの情報を集約する立場だから、偉そうな言葉遣いになりそうになったり。
過去に何回か作ったことがあるから、よく知っててなにやら偉いのでは、と勘違いしそうになることもありますが、それはただの役割であり、過去少し経験させてもらっただけなので、慢心するほど、偉くもありません。
職種上、ただプロジェクトの方向性を定義しているだけのこと。
これまでの経験に自信は持ちつつもおごりや慢心は持たず、丁寧な言葉遣いやコミュニケーションができるように心がけていきたいです。
リアルな打ち合わせでのコミュニケーションに比べて、最近ではメールやチャットのテキストコミュニケーションの割合がかなり多くなってきました。
電話ではなく、テキストで連絡が欲しいというクライアントも増えてきました。
テキストコミュニケーションは、自分が伝えるまでに一呼吸の間を置くことができるので、誤解が生まれないように、と気をつけたり、必要な何かを意識する時間がとれる、というメリットがあります。
一方、受け取る際には、(送り手側が意図していなかった場合でも)冷たく厳しい印象を抱いてしまうようなメッセージを受信するケースが少なからずあります。
文字情報をそのまま受けとって、同じテンションで受け手が厳しい態度をとると、お互いに心が疲弊したり、無駄なコミュニケーションコストが発生してしまいますし、これは仕事のパフォーマンスやアウトプットにもかなり影響してきます。
もしかすると
という具合に、文字面通りに思っているに違いない!といった決めつけではなく、もしかしたらこうなのかもしれない、と、一旦ポジティブに受け止めることで、その次のコミュニケーションをしなやかにするように心がけています。
文字面のテンションに振り回されることなく、どういうレスポンスをするのが適切かをディレクションをしてあげることが、安定的かつ継続的な良いパフォーマンスがにつながると思っています。
仕事の終了時間を予め定義することを意識しています。
ずらすことができない予定を入れることで、
と逆算してスタートが決められます。
強すぎない程度に心地よいプレッシャーを自分に与えることで、最優先のタスクから取り組むことができ、緊急度の低いタスクはやらないという判断をしないといけなくなります。
仕事を終了しないといけない時間=納期があるということを常に意識しないといけない状況にすることで、可処分時間内のパフォーマンスを最大化できるように心がけています。
仕事を進める上で防ごうと思ってるのですが、完全にゼロにすることは難しい、タスクやコミュニケーションの抜け漏れ。
メールとチャット(Slack)のコミュニケーションの抜け漏れの発生頻度を限りなく少なくするために試行錯誤した結果、メールとチャットに関して今は下記のような対応を行うことで落ち着いています。
フォルダの自動振り分け機能は使わず、すべて受信トレイに入るプレーンな状態で、返信や対応をしたメールのみ、該当のプロジェクトフォルダに手動で移動する。
下書き機能を使って返信漏れを無くすことを実施中。
具体的には、下記のX(Twitter)のつぶやきを参考にさせていただきました。
SlackのちょっとしたTips。
— 広瀬 佑貴|BtoB SaaS Sales (@yhirose1221) February 9, 2022
一度既読にしてしまうとスレッドが流れていってしまい、ついついタスク漏れになりがちなSlackですが、
返信コメントに一言残しておくと「下書き」でタスク管理できるようになり漏れがなくなる。
オススメです。 pic.twitter.com/2aEclWgfrv
という形で、メールの受信トレイとSlackの下書きを毎日ゼロにするというクエストを実施することで抜け漏れを防ごうとしているのですが、もし、これよりスマートで良い方法があれば、ぜひぜひ教えてください。
人生において、特に今は仕事をしている時間が最も長い時間を占めています。
長期プロジェクトにはここぞというパフォーマンスを発揮しないといけないシーンもあります。
いつでもパフォーマンスを発揮できる状態にしておくという最大の源泉が「休日」だと思っています。
仕事をする時はしっかりと仕事をしますが、休むときもしっかりと計画的に休むようにしていて、年間で取得できる休暇のうち、半分は年初のタイミングでおおよそこの日は休むというのを計画的に決めてしまっています。
体調が悪くなって休む前に休むことが大切。
なるべく元気なうちに休むことで、休日(休息)のクオリティを担保し、そうすることで以降の仕事のクオリティも上がると信じています。
最後にこのブログに書かせていただいたことは会社の思想ではなく、あくまでイチ個人的なものですので、その点はご了承ください。
このブログを書くきっかけは、ある人から「プロジェクト進行する上で心がけてることってなんですか?」という質問があったので、(少し内容が逸れているのかもしれませんが、)簡単に書いてみました。
質問をしてくれた人にも、何かのきっかけでこの記事を読んでくれた人にも、一つでも参考になっていただけたら嬉しいです。