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JavaScriptエンジニアにも勧める
モックアップのための Animate Tips

Posted by namio.araki

毎朝蜘蛛の巣と格闘しているARKです。夏ですね。
先日、Adobe各アプリケーションアイコンのカラーが変わりました。個人的にはいろいろと違和感満載なのですが、これから知る人にとっては当たり前になるわけで。業界の流れは相変わらず早い。

Adobe Animate

Animate

CreatorsBasic

Animateも以前はFlashというアプリケーションであり、僕がこの業界に入ったきっかけにもなったアプリケーションで、当時は、デザインもアニメーションも動画も音声もプログラミングもすべてこの1本のアプリケーションで完結していた時代でした。

その後HTML5、WebGL、WebAssemblyなどが台頭し深く細分化されていた業界も、最近はまた各職種がクロスオーバーされ、ジェネラリストが重宝されてきていると感じています。特に制作側ディレクターにとっては、広く深く知識が必要となってくる大変な時代だと思います。

そんなご時世だからこそ再びAnimateを本記事で扱ってみたいと思います。難しいデザイン学や流行りの技術を学ぶことも大事ですが、何も考えず楽しく作るということも大事です。
以前から僕もよく話してますし、よく聞く話だと思いますが、クリエイターには大きく2つの志向があると思います。

  • 修行志向:いろいろな知識・技術を学んで、そこから何が出来るのかを考えるのが好きな知識欲志向
  • 試合志向:何かを作りたいというゴールがあり、その実現のために知識・技術を学ぶ達成欲志向

もちろんどっちも必要な要素なのですが、比重としてどちらが高いかってことでしょうか。
前置きが長くなりましたが、今回のモックアップのための Animate Tips では、お絵描きのように難しいことは考えず、まず手を動かして自分の思っているものを楽しく試してみるツールの紹介になればと思います。

JavaScriptエンジニアのためのAnimate

CreatorsBasic

Animateの使い方に関しては弊社の國分椋太からデザイナーがフロントエンドエンジニアにどのようにアニメーションを伝えるか というエントリーもありましたが、デザイナーだけでなくJavaScriptエンジニアのモックアップに使うTipsをご紹介します。

JavaScriptエンジニアがアニメーションモックアップを作る際に悩むのはこのあたりでしょうか。

  • ダミーのデザインをどうしよう
  • JavaScriptで動かすために、DOMの取得やSpriteの生成に手間をかけたくない
  • PSDやAfter Effectsで作ったものをJavaScriptに移管するのが面倒

そこで今回は、

  • 手間をかけてくない見た目(デザイン)は、Animateに任せる
  • 動くプログラムはAnimateではなく、外部スクリプトで管理したい

という構成をご紹介します。

外部スクリプトを使う。

僕がAnimateでActionScriptのようにJavaScriptを使ってみようと触ってみたときに、まず引っかかったのがこの外部スクリプトの扱いでした。 まずドキュメントクラスを入力する部分がない!

単純に読み込むだけであれば、アクションパネル→グローバル→インクルード で問題はないのですが、それだけだとAnimateのステージ上にあるMovieClipなどにアクセスはできません。 調べてみると、AdobeAn.getComposition 経由で取得することも試したのですが、僕の描いた使い方には適してませんでした。

結論をいうと裏技感は出てしまうのですが、「取得出来ないなら渡してしまえ」で、できました。
順序をおってご紹介しますね。外部のJavaScriptファイルを、sample.jsとするとします。

手順1.グローバルスクリプトの設定@Animate

Animate上で、上記でご紹介した アクションパネル→グローバル→インクルード で、右上の「+」ボタン→「ファイルを追加」からsample.jsを読み込む。 sample.jsに下記のようなスクリプトが書かれていると、この時点でパブリッシュをするとコンソールで確認出来るはずです。

console.log("#sample.js");

手順2.初期化用の関数の作成@sample.js

下記の記述をsample.jsに記述します。変数名、関数名、引数名は何でも大丈夫ですが、変更する場合はこの後もあわせて変更してください。

var stageRoot;
var initialize = function(e){
console.log("#sample.js >initialize");
}

手順3.動かしたいMovieClipの作成@Animate

Animate上で、下記図のようにMovieClipを作成し、作成したMovieClipに「cir1_mc」と名前を付けます。 CreatorsBasic

手順4.JavaScript用のタイムラインを作成@Animate

Animate上で、タイムラインの新規レイヤーを作成しわかりやすいように「script」とレイヤー名を変更しておきます。 そのレイヤーの1フレーム目のアクションパネルに、下記スクリプトを記述します。

initialize(this);

この時点でパブリッシュをすると、手順2.で設定した「#sample.js >initialize」がコンソールで確認できると思います。

手順5.ステージを取得しアニメーションを作成する@sample.js

最後に、Animateのステージ上に作成したMovieClipを取得しアニメーションを作成していきます。 最終的に下記のプログラムになります。

console.log("#sample.js");
var stageRoot;
var initialize = function(e){
console.log("#sample.js >initialize");
stageRoot = e;  //Animateのステージを取得
//CreateJSを用いてアニメーションを開始
createjs.Tween.get(stageRoot.cir1_mc).to({x: 300}, 500, createjs.Ease.linear);
}

ここではCreateJSを用いてますが、もちろん他のライブラリを使用することも可能です。 その場合は、「手順1.グローバルスクリプトの設定@Animate」の手順でそのライブラリをインクルードしておく必要があります。

おまけ

Animateでシェイプトゥイーンアニメーションを作成しつつ外部でコントロールするなど、さくっと簡単に遊べるアニメーションが作成できると思います。下記の例はまだまだ粗いですが、5分10分でこういったアニメーションが見えるところまで試せるのは素敵!

終わりに

当時映画製作やCM制作の業界にいて、撮影、デザイン、CG、VFX、編集などさまざまな工程があり、レンダリングのためだけに何日も泊り込んだり、PCスペックやネットワーク環境も今とは比べ物にならないほど悪く、1人で気軽に何か作りたいと思っていた僕の人生の転機を与えてくれたFlash(現Animate)。
現在メインになりうることはあまりないかと思いますが、Adobe Flash Playerサポート終了(Animateが終わるわけではない)の年でもツールの1つとしてまだまだ現役に使えると思っています。(書き出しは普通のJavaScriptファイルなどが可能。)

何か動くものを作ってみたいけど何から始めたらわからない。という初学者から本記事のように簡単にモックアップを作ってみたいJavaScriptエンジニアまで幅広い人に楽しく作るというところの手助けとなれば幸いです。

それにしてももう来年からはこういう画面が見えなくなるということですね。
CreatorsBasic

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