今何かと話題になっている、裁量労働制。話題として良い話題ではないですが。。
当社 MONSTER DIVE でも、裁量労働制を導入しています。
私自身、最近面接をする立場になって、働き方を伝える立場になり改めてどういったものなのか考えています。
そもそも裁量労働制の在り方、
MONSTER DIVE としての裁量労働制という考え方、
個人的な感想も含めて働き方について考えてみました。
裁量労働制(さいりょうろうどうせい)とは、日本において労働者が雇用者と結ぶ労働形態のひとつであり、労働時間と成果・業績が必ずしも連動しない職種において適用される
裁量労働制は労働基準法の定めるみなし労働時間制のひとつとして位置づけられており、この制度が適用された場合、労働者は実際の労働時間とは関係なく、労使であらかじめ定めた時間働いたものとみなされる。業務の性質上、業務遂行の手段や方法、時間配分等を大幅に労働者の裁量にゆだねる必要がある業務に適用できるとされる
業務の性質から「労働者の裁量にゆだねる働き方」が適用できる環境の場合、制度として適用できるとされています。
逆の観点からですと、職種によってはそもそも裁量労働制という制度を取り入れることは出来ない、というか、当てはめることが難しいということがわかります。
業務の性質というところでいえば、Webプロダクションとしては「技術職」という観点からして、裁量労働制を取り入れることによって、個人個人の働き方がより良いものとなる制度ということがわかります。
裁量労働制を導入できる業種は以下となっています。
具体的な内容として以下のような業種が当てはまります。
研究開発
情報処理システムの設計・分析
取材・編集
デザイナー
プロデューサー・ディレクター
その他、厚生労働大臣が中央労働委員会によって定めた業務
コピーライター
システムコンサルタント
ゲーム用ソフトウェア開発
公認会計士
不動産鑑定士
弁理士
インテリアコーディネーター
証券アナリスト
金融工学による金融商品の開発
建築士
弁護士
税理士
中小企業診断士
大学における教授研究 など
なぜ「裁量労働制」を取り入れたのか。
2015年から裁量労働制を取り入れていますがそのきっかけとして、
といった主な観点から導入しています。
私もそうですが、子供をもつ社員が MONSTER DIVE でも多くいます。
共働きで働く人にとっては、子供を保育園に送っていくのも、どちらかに任せっきりということも難しいですよね。
もちろん、チームで仕事をしているので、チームメンバーへの情報共有は必要ですが、裁量労働ですと自由な出社時間をとることができます。
前日に情報共有しておき、子供を保育園に送って行った後に、出社するという社員もいます。
また、前日遅くまで仕事をしていた場合、次の日の労働時間を自ら決めることも出来ます。
フレックスタイム制と大きく違うところでいうと、出社時間が遅かった場合、退社時間は1日の労働時間の8時間を守る必要があります。(正確には月単位の計算ですが)
裁量労働制の場合、労働時間とされる8時間未満だった場合でも、8時間とみなされます。
業務が落ち着いているので、今日は早めに上がる。も問題ありません。
「頭も体もリフレッシュ出来る環境」ということが言え、自らも会社にとっても良いサイクルが生まれてきます。
自らの裁量で労働時間を決めることができるので、今日は17時に退社して勉強会に参加するといったことも可能です。
とは言え、労働時間は短くなるので、考慮したペースでの業務効率が求められることになります。
「インプットができる環境+業務スピードをあげることができる環境」ということが言えるでしょう。
個人的には、 MONSTER DIVE で制度が始まるタイミングでは「働き方」ということを正直意識していませんでした。
与えられている業務をこなすという考え方に近かったかもしれません。
今は、チームの中での、自分の「働き方」ということを意識するように自然になってきていて、また、周りの「働き方」も意識するようになりました。
裁量労働制は、自分だけが良ければということではなく、社員全員がお互いのことを尊重し、協力してできる制度だなということを実感しています。
社員が「働き方」について、より考え、意見を言える環境ということを前提にすれば、裁量労働制は、良い制度になるのではないでしょうか。