今回のブログ記事は、「アプリ」がテーマです。
でも、アプリ開発の話ではありません。マネタイズの話でもありません。
iOSのバージョンアップに伴って直面したソースコード上の危機とか...、激しいAndroidの機種依存問題とか...、いくらお金をかければユーザを獲得できるのか?...的なナマくさいお話ではなく、僕らのように少人数のプロダクション・カンパニーが自社ドメインでタイトルをリリースしてみた過程で覚えた、とっても基本的な"アプリをリリースした後のToDo"を書いてみます。
MONSTER DIVEでは、2013年、自社ドメインで4つのモバイル向けアプリ(iOS/Android)をリリースしました。
いずれも自社がプロジェクトの主体となって開発・運営を手がけています。ちなみに、これらを総称してメディア&サービス事業と名付けて、さらなるオモシロプロジェクトを密かに企画進行していたりしますが、それはまた別の回にじっくりと。
言うまでもなく、モバイルアプリは、玉石混交、もとい群雄割拠の時代です。
開発完了! Validateが通ったぞ! あー疲れた! と、ひと休みしている場合ではありません。例えばギターのアプリ。iTunesからAppStoreで「ギター」検索してみましょう。多数の競合タイトルが見られますね。もはやいくつあるのか数える気にもなりません。そんなかつてのVectorを思い起こすほどのアプリケーションの杜の中で、自分たちのタイトルを目立たすためにはどうしたら良いのか? そこにはいくつかの鉄則がありました。
アプリをAppStore/GooglePlayに審査申請するときに、なんとなくそのまま販売開始にしてはダメ。各ストアの新着アプリとして扱われるタイミングが、まず最初の山場です。
などなど、想定した上で、販売開始日(AppStoreで言うとAvailability Dateですね)をしっかり設定しましょう。審査に日数がかかることが想定されるのであれば、それを見越して"未来日"に設定した上で審査に出しましょう。審査が通って販売可能な状態(Ready for Sale)になってから、落ち着いてリリース日を設定すれば良いのです。
とはいえ新着アプリの掲載期間なんて短い。以降も多くの方にタイトルを知ってもらうためには、外部施策、なかでもPR活動が欠かせません。
(クローズドでローンチしたいアプリでなければ)きちんとリリースを配信し、メディア各社に対してパブリシティ打診の活動を行いましょう。難しく考えずに、自分が作ったモノをこのヒトに評価してもらいたい! 紹介してもらいたい! という視点でメディアを調べて連絡をしましょう。なお、その心構えは、MONSTER DIVEのPR&PARTY担当ことNABANAが記事に書いていますので、ご参考にどうぞ。
そして、パブリシティの打診というとどうしてもニュース系・マガジン系を考えてしまいますが、アプリならではの特徴として、メディアだけでなくいわゆるレビューサイトに取り上げていただくことが効果的です。
以下、個人的に昔から気をつけているコトも含めて、ポイントをまとめます。
プレスリリースは広告では無い。
一斉配信は欠かせない。
個別アプローチは"ヒト対ヒト"。
アプリのレビューサイトにオファーする。
プロモーションのうちPR・パブリシティと呼ばれる分野の活動は、単純な広告出稿よりも手間暇がかかる業務です。しかし検索エンジンの最適化やソーシャルメディアでのプロモーションを頑張る上で、最低限必要なプロセスであると考えています。だからこそ、アプリをリリースしたら、まず最初にやる。この過程まで含めて"アプリをリリースする"という段階と計画して進めるべき! と、勝手に断言してまとめとさせていただきます。
以上、また機会があれば次回はもう少し詳しく書いてみるかもしれません!